費用対効果の高い早期教育
スポーツの世界で一流と呼ばれる人たちは、そのスポーツでの早期教育を受けてた人が多いと思います。
福原愛は、卓球選手のお母さんの影響で3歳9ヶ月から卓球
吉田沙保里は、3歳から父が開いていたレスリング道場でにレスリングを開始。
イチローは、小学3年生の頃から近くの公園で父親と野球の練習。
そして、強烈に印象があるのが、亀田三兄弟。
お父さんが、ボクシングの熱血教育をして、息子3人を世界チャンピオンにしています。
英検合格!、漢字検定合格!算数検定合格!と早期教育しているお母さんは、亀田三兄弟のお父さんとやっている事は変わりません。
(私自身は、自分の夢(子供をボクシングチャンピオンにする)に、まっすぐに生きられる亀田お父さんは、素直に尊敬できます。)
しかし、スポーツでプロになるには、相当な才能が必要です。
イチローや石川遼の陰には、何万人もの早期教育を行って芽が出なかった子供達がいます。
そして、芽が出てプロになったとしても、イチローや石川遼のように超一流の選手になれるとは限りません。
例えば野球では、平均的なプロ野球の選手寿命は平均9年です。
その9年で、サラリーマンの生涯年収の三億円を上回る選手はわずか二割程度です。
野茂やイチローのような超一流は、サラリーマンとは比べ物にならないぐらい稼いでいますが、それ以外の平均的な選手はサラリーマンより低い?!
小さい頃から練習して、プロになる夢を叶えるのは素晴らしい事です。
しかし、親としては、夢より、しっかりと食べていける生活の基盤を築いて欲しいと思います。
その点、勉強の早期教育であれば、例え超一流になれなくても、食べていける生活の基盤が築きやすく、選択肢の多い社会生活を営めるようになります。
勉強は出来ないよりは出来た方が、社会に出たときに、楽な生活が送れるようになります。
つまり、将来の事を考えれば、スポーツにかけるよりは、英検、漢検、数検にかけた方が、はるかに費用対効果が高いと思います。
また、数学が出来ると年収が100万上がるというデータもあります。
http://mathsoc.jp/publication/tushin/1804/1804nishimura.pdf
子供の年収が高ければ、親の援助が必要なくなり、親の負担が減ります。
老後の心配を考えるのであれば、子供には算数を教えた方が良いのではないかと思います。