集中力とは、力じゃなくて心の状態
息子は3歳の頃からタブレットを触っています。
最初に触ったのはiPad。
妻が触っているのを見て、興味をもったらしく、妻が触ってない時に一人で触り、youtubeを起動し、レオンチャンネルを見始めました。
5歳の頃、私のAndoroidタブレットがいつのまにか息子専用になり、はじめしゃちょーや、ヒカキンのチャンネルを片っ端から見て、ゲラゲラ笑っていました。
ある日、「僕、マインクラフトをやりたいんだよね」と言いました。
きっかけは、ヒカキンのマインクラフト(マイクラ)体験の実況です。
息子があまりにもやりたいと言うので、マイクラについて調べると、ブロックで家を作るレゴの電子版だなと思い、購入しました。
マインクラフトはサバイバルモードとクリエイティブモードの2種類のモードがあり、クリエイティブモードはレゴの電子版です。
一方、サバイバルモードは、モンスターと戦いながら、家を作ったり、牧場を作ったり、野菜を作ったり、鉱山を掘ったり、線路で鉄道を造り、船で釣りをしたりと、文字通りのサバイバルでした。
ちなみに、私がサバイバルモードでゲームしたときは、気がついたら夜になり、モンスターにすぐ殺されてしまいました。
生き返る事はできますが、朝が来るまでずっとモンスターにおそわれます。
しかし、息子は、初めてだというのに、穴を掘り、縦穴式住居をつくり、朝が来るまで耐え、次の日には、木材を切り出し家を建てていました。
youtubeでマイクラの動画を見まくっていたので、サバイバルモードの生き方を学んでいたようです。
「マイクラは何でも出来る」とネットでは書かれてましたが、私は何にも出来ませんでした。
しかし、息子は「マイクラは何でも出来る」と言います。
マイクラの知識を得た事により、マイクラの世界を楽しむ力を得たと思います。
最近、陰山先生の言葉がツイッターで、こんな事を言っていました。
私も分かりやすいので集中力という言葉は使うけど、集中は力というより状態と理解した方がいい。というのは、集中できないのは集中力がないのではなく、基礎学力不足で課題に没頭できないことが一般的だからだ。だから、集中力練習ではなく、学力の足りない部分を補うことが集中することにつながる。
— 陰山英男 (@Kageyama_hideo) 2016年9月5日
まさにそのとおりだと思います。
「集中力が足りない」という言い方をしますが、集中する力が足りないわけじゃなく、集中できる心の状態にならないという事です。
そして、集中できる心の状態になるには、その分野への知識や技術が必要です。
周りの環境(例えば騒音や人の話し声)で集中できない場合でも、漫画を読んだり、ゲームをしている時は集中できたりします。
なぜ、そんなに集中できるのかといえば、漫画の内容を理解できる知識やゲームを攻略する技術を持っていて、面白いと感じるからです
理解できない物や攻略できる力がなければ、心の状態は落ち着かず、集中はできません。
算数もそれと同じで、基本的な計算力が不足していれば問題を解くのが苦痛に感じるけど、基本的な計算力を持っていれば、算数の問題を解くことが楽しめるのではないかと思いました。
つまり、 集中力を高めるには、基本的な計算力を身につける事が大事だと思います。
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