早期教育に反対な理由
一般的に早期教育に反対な理由を箇条書きにしてみました。
その1.普通で天才じゃない子は、費用対効果が悪い。
普通の子だと、ある程度の年齢に来たら分かる事でも、今教えたら倍の時間がかかる。
その結果、その2,その3となる。
その2.こどもの負担が大きい。
時間がかかる事をやらせるのは、子供のストレスがたまる。
「うちの子は勉強が好きだから大丈夫」と言うが、無意識のうちに親が誘導して言わせてるだけかもしれない。子供が小さければ、そんな誘導はいくらでも可能。
無理して背伸びしてもストレスがたまるだけ。
その3.親の負担が大きい。
先に進んでも、継続しなくては意味がない。
しばらくやらなければ、子供は忘れる。
学力を意地するためには継続しなくてはならず、それには親の負担が必要。
今やる必要はなく、受験を考えたとしても、小学校3年の三学期からで十分間に合う。
その4. 社会に出た時、柔軟な対応ができない。
目的のためにどういった努力をすればいいのかを考える事が大事。受験に受かるため、自分で参考書を選んだり、問題集を選んだり、自分に何が足りなくて、何を強化するのかを考える事も大事。
早期教育は、親が与えた問題をこなしているだけ。
実際に社会に出て問題がおきた時、どう解決するのか?考える力を奪っている。
その5.授業を聞かない又は他の子とトラブルになる。
人より先に進んでいると、授業を聞かなかったり、授業を馬鹿にするようになる。
それが早期教育が原因と分かると、先生は快く思わない。
また、出来ない子を馬鹿にしたりトラブルに巻き込まれやすい。
その6.才能が本当にあるのなら、早期教育なんか必要無い。
「子供の可能性を伸ばさなきゃ」とか言ってる親がいるけど、どんなに潰されても出て来るのが才能ってもんでね。そんな親や上司に潰されるくらいだったら、それは才能でも可能性でもない。(西原理恵子著 生きる悪知恵)
本当に出来る子なら、15歳の高校受験、18歳の大学受験で早期教育の子に追いつくし、抜かす。それが才能。
さて、うちのケースです。
妻が早期教育に反対な理由は、次の二つ。
1.「曇りなき眼で見定め」た結果、「うちの子は、平均レベル」
2.トラブルに合いやすい。
1.は、「うちの子は馬鹿じゃないけど、天才でもない。だから、早期教育は必要ない」という事です。
悲しいかな、普通の子。。。
費用対効果が悪く、親子の負担が大きい。ある程度の年齢で分かることを今やる必要はない。という事です。
友働きは、時間的制約が大きいので、子供にかけられる時間が限られています。
子供も学童から帰って来てから、学校の宿題(算数カード、音読、読書)をこなして、お風呂入ってと、寝る時間が遅くなります。
時間的余裕があればやらせてもいいが、今、無理にやらせる必要があるのか?という事です。
2.は、「学校で先生が教えるのに、親が先取りして教えるから授業を聞かない」というトラブルは良く聞きます。
早期教育系のブログでは、「うちの子には、その辺は理解しているようで、そういうトラブルが無く、他の友達の面倒も見るし、先生から誉められます」と言った記事を見ます。
でも、具体的に「親がどうすれば、そういう子に育つのか?」という話は見たことがありません。
そして、間違いなく、うちの子は「こんなの簡単な問題だよ!」「僕、二桁の繰り上がりの足し算、引き算出来るよ!」とでかい声で言って、トラブルに巻き込まれるタイプです。
いくら計算が速くても、小学生男子のアホさ加減を舐めてはいけません。
持ち物自慢と俺の方が強い自慢は、デフォで備わってます。
では、なぜ私が早期教育をしようと思ったのでしょうか?
一般的に早期教育をはじめる理由は、
「将来の選択肢が増える」
「あとで苦労しなくてもすむ」
「勉強する習慣がつく」
等があり、必ず、「子供のため」というキーワードがつくと思います。
でも、本音は違うと思います。
「親がやりたいから、早期教育をやらせる」というのが本音だと思います。(うちは、そんな事はない。こどもが勉強が好きだからやらせてる。という意見もありますが、子供が小さければ、ほぼ、親の言う事を信じ、勉強が好きだと誘導されます)
私の答えも「わたしがやりたいからやらせる」です。
親にやる気がなければ、子供にもやる気が伝わらないです。
親の熱意が子供に伝わって、子供が頑張ると思うのです。
「子供のため」と言っても、こどもはなぜ自分のためか分からないと思いますし。
早期教育は、子供のためじゃなく、やりたい親のためにある。
これを自覚しておけば、子供に異変があった場合、すぐに早期教育を止めることができると思います。
子供のためと考えると、なかなか止めさせる事ができなく、子供が問題を解けないとイライラして、子供にあたり、精神的に良くない結果になると思います。